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2006年11月22日

TiddlyWiki2.1対応日本語メッセージバグ修正他

こんな本は存在しません

TiddlyWikiには各国語翻訳用に、表示メッセージだけを一箇所に集めたLingo.jsというプラグインがあるのですが、それにはちょっとした不具合があって、そのまま訳すとcookieに記録された署名が上書きされてしまうので修正。

JapaneseTranslation

cookieに記録されているかどうかの判別方法は、ドイツ語翻訳版を参考にしました。


レイアウト等をカスタマイズするときの参考によく読んでいたサイト、素敵なTiddlyWikiが最新版になってリニューアル。デザイン素敵すぎ。
posted by style at 02:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | TiddlyWiki

2006年10月07日

TiddlyWiki2.1対応日本語メッセージ他

こんな本は存在しません

TiddlyWiki用日本語メッセージのVersion 2.1対応版作りました。ImportTiddlersやPluginManagerのメッセージにも対応してます
http://www.geocities.jp/wikistyle/#JapaneseTranslation

さてVersion 2.1ですが、バグがいろいろと残っているようでリリース後もちょこちょこ更新されています(10月6日現在は2.1.2)。前回書いたダッシュ書式(--)のバグはもう直っています。手元のTiddlyWikiファイルもほとんどバージョンアップしましたが、今のところ大きな問題は出ていません。

ソースを読むと、細かく追加変更が行われているようです。

(1)プラグインマネージャ機能(PluginManager)
 ver2.1.2現在、バグがあってプルダウンで操作を指定しても機能しません。以下のように修正すると動きます。
 2543行目付近
  NG config.macros.plugins.onSelectCommand = function(command,rowNames)
  OK config.macros.plugins.onSelectCommand = function(listView,command,rowNames)

(2)記事のインポート機能(ImportTiddlers)
 ローカルファイルだけでなく、サーバ上のTiddlyWikiからも必要な記事だけ持ってこられます。プラグインのインストールが楽になるかも。

(3)パレット指定(ColorPalette)
 画面の色だけ調整したい場合、大量のスタイルシートを探索しなくてもColorPaletteという記事で簡単に指定できるようになりました。

(4)取り消し線の書式変更(== → --)
 既存のファイルをバージョンアップした場合、この変更によって表示が乱れることがときどきあります。従来の書式もサポートするためにLegacyStrikeThroughPluginというプラグインが添付されています。

(5)箇条書等の改行には<<BR>>マクロは今後使わない方向
 今のところ<<BR>>マクロも使えますが、<BR>タグが推奨されています。

(6)定義型リストの(dl、dt、dd)がサポート
 これは自分としてはちょっと嬉しいです。以下のように行頭にセミコロンとコロンを指定します。
;タイトル1
:説明1
;タイトル2
:説明2

(7)CSSクラス名指定の文字装飾
 便利かどうかは分かりませんが、{{warning{文字列}}}のように指定できます。

(8)起動パラメータstory、searchRegExpの追加
 起動時にURL#story:StartupTiddlersのようにすると、(DefaultTiddlersの代わりに)StartupTiddlersという記事を見て、その中に指定された記事を全て開きます。

 起動時にURL#searchRegExp:new[TJ]のようにすると、本文が正規表現にマッチするtiddlerを全て開きます。ただこれもver2.1.2現在バグがあり、以下のように修正する必要があります。

 730行目付近
  NG story.prototype.search(v,false,true);
  OK story.search(v,false,true);

(9)プラグインのバージョン適合チェック機能
 プラグインのコメントに CoreVersion: 2.1.2 のように書いておくと、そのプラグインはTiddlyWiki ver2.1.2より以前のバージョンではロードされないようになります。ただしこの機能が実装される前の2.0.x等では意味を持ちません。また、バージョンが適合しなくても、プラグインマネージャでForcedを選ぶと強制ロードされます。

(10)保存エラー時に自動的に表示される記事
 TiddlyWikiを最初に使う人にとって保存できないというトラブルが多いようです。そのため保存エラーが発生したときにSaveChangesというタイトルの記事があると、その内容を自動的に表示するような機能が用意されました。SaveChangesには保存時のトラブルシューティングのような内容を書いておけば良いと思います。

また、リリースノートによるといろいろリファクタリングをして速度の改善を図っているようです。細かいバグが落ち着いてきたらGTDStyleWikiもver2.1ベースに上げる予定です。
posted by style at 01:03 | Comment(9) | TrackBack(0) | TiddlyWiki

2006年09月30日

TiddlyWiki バージョン2.1.0リリース

こんな本は存在しません

TiddlyWikiの新バージョン2.1.0がリリースされました。NewVersionという記事に追加された機能が紹介されているのでちょっと訳してみます。
これは2006年9月29日にリリースされたTiddlyWikiのバージョン2.1だよ。いろいろ新しくしたから、既存のユーザが大事な文書をアップグレードするときは要注意だぜ。

新機能:
・プラグインや記事を簡単に共有するためのImportTiddlersマクロ
・TiddlyWikiの強力なプラグイン機能を、より視覚的に管理できるPluginManager
・OperaやSafariなど各種プラットホームでセーブ機能を実現するTiddlySaver Javaアプレット
・MinimoやNokia 770でもセーブ可能にしたよ
・TiddlyWikiの配色を簡単に設定するColorPalette
・記事の一部を取得するためのTiddlerSlicing(訳注*1)
・ダッシュ書式のサポート(訳注*2)
・その他もろもろ(リリースノートを見てくれよな)

*1
INIファイルのようにキーワードと値のペアを設定するための機能。ColorPaletteの配色定義や、プラグインのバージョン管理等に使用することを意図しているらしい。AAAという記事の中でBBB: CCCのように定義しておくと、他の記事から<<tiddler "AAA::BBB">>のようにしてCCCが参照できる。スタイルシート内では[[AAA::BBB]]のようにして参照できるらしい。

*2
「--」と書くと「—」に変換するものだが、2006年9月30日現在バグがあって機能しない。以下のようにすれば動く。

1427行目
誤 createTiddlyElement(w.output,"span").innerHTML = "&mdash";
正 createTiddlyElement(w.output,"span").innerHTML = "&mdash;";

さて、GTDStyleWikiがそのまま動くかどうか検証しなくちゃ。
posted by style at 21:36 | Comment(20) | TrackBack(5) | TiddlyWiki

2006年09月26日

TiddlyWikiでプラグインを一覧から隠す

こんな本は存在しません

TiddlyWikiでプラグインを多く導入していると、更新順表示タブ等でプラグインと自分の作成した記事が混ざって視認性が悪くなってしまいます。そのため、更新者名が「設定」の署名と同じ記事のみ一覧表示するプラグインを作成しました。これにより表示が変わる箇所は以下の通りです。
・更新順タブ
・全てタブ
・タグタブ
・その他-未定義タブ
・その他-未参照タブ

インストール方法
こちらの内容をTIddlyWikiの新規記事にペースト。systemConfigタグをつけて保存。リロード。

プラグインなど表示したくない記事を導入する場合、一時的に署名をadminのような名前にすると良いと思います。署名を変更したときは、リロードしなくても変更が有効になります。
posted by style at 07:51 | Comment(1) | TrackBack(0) | TiddlyWiki

2006年08月11日

TiddlyWikiとブラウザの相性

GTD Style WikiではTiddlyWikiを使い倒していますが、ブラウザによって使い勝手がかなり違うのでまとめておきます。お勧めの順番としては以下の通り。

1. Firefox + TWSaveSJPathPatch
2. IE
3. Opera

なんといってもお勧めはFirefox。CSSの解釈も完璧、レンダリングもきれい、ファイルI/Oも速いです。もともとTiddlyWikiはFirefox向けに作られていたようなので、相性が良いのはあたりまえかもしれません。Windowsで日本語パス名を使う場合はZephyrさんが作られたTWSaveSJPathPatchを入れる必要があります。自分も全てのTiddlyWikiファイルに必ずTWSaveSJPathPatchを入れています。

IEとOperaでは自前のJavaScript関数でUTF-8エンコード/デコードを行っているためファイル入出力処理がFirefoxにくらべて重くなります。とくにOperaの方はファイルI/Oもものすごく重いので、今のところTiddlyWikiを使うブラウザとしては実用的ではないと思います。また、プラグインを作ってる立場からすると、エンコード処理でタブ文字がスペースに置き換わってしまってインデントが消えてしまうのがつらいです。

IEはCSSの解釈にバグが多いのが難点です。TiddlyWikiでは複雑なレイアウトを動的に生成しているのでそれが顕在化します。たとえばGTD Style Wikiのように記事に枠線をつけていると、5行未満の短い記事のときにレイアウトが崩れてしまいます。このへんIE7で直っているといいんですが。

Operaは前述のファイルI/O問題の他に、ファイル書き込み許可するためのセキュリティの設定も微妙に面倒な感じです。

posted by style at 07:38 | Comment(5) | TrackBack(0) | TiddlyWiki

2006年07月13日

TiddlyWikiの記法をPukiWikiっぽくするプラグイン

TiddlyWikiはPukiWikiと記法が異なるため使いづらい、という話を何度か聞いたことがあります。自分はTiddlyWikiしか使わないので実感として分からなかったのですが、記法の比較表(nlog(n)「GTDTiddlyWiki と PukiWiki の書式の違い」)を見て、その相違の多さに驚きました。Wiki記法ってどっかで標準化しないのかなあ。

そんなわけで、TiddlyWikiの記法をPukiWikiっぽくするプラグインを作ってみました。バグ報告や要望などあれば、コメント欄にお願いします。
posted by style at 00:33 | Comment(2) | TrackBack(1) | TiddlyWiki

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