ThinkingRock
http://www.thinkingrock.com.au/
JavaVM上で動くスタンドアロンアプリ
gtd-php
http://www.gtd-php.com/
PHPで書かれたWebアプリ
Tracks
http://www.rousette.org.uk/projects/
Ruby on RailsベースのWebアプリ
このうちThinkingRockは、Javaの実行環境が入っていればインストーラ実行一発ですぐ使えるようになりました。
また、gtd-phpは公式サイトにデモ用サーバがあるので操作感を試すことは簡単にできます。
問題はTracksで、デモ用サーバも見あたらず自分の環境に入れてみるしかなさそうです。そこでRuby on Rails自体に興味もあったのでインストールすることにしてみました。作業手順はちょっと複雑で、ローカルのWindowsXPに入れる手順を日本語で解説しているようなブログも見つけられなかったので、メモとして残しておきます。
参考
Installing Tracks 1.03 on Windows XP - an updated guide
http://www.jjleonard.co.uk/?p=102
手順1 Instant Railsのインストール
Instant Railsは、以下のアプリを一発で入れる簡単インストーラとのこと。
・Ruby言語とパッケージマネージャ(RubyGems)
・Webサーバ(Apache/Mongrel)
・データベース(MySQL)
・Ruby on Rails本体
http://instantrails.rubyforge.org/wiki/wiki.pl?Instant_Rails
トップページの[Download]から InstantRails-1.4-win.zip をダウンロード。今回はC:\usr\InstantRailsに展開(フォルダ名にスペースがあるとダメらしい)。
InstantRails.exeを実行。「環境変数を変更しちゃうよ」みたいなダイアログでOKを選択。MySQLがStartedになっていなければStartする。Apacheはどうでもいい。
手順2 Tracksのインストール
公式サイトのDownloadsから「Tracks 1.043」のファイルアイコンをクリックしてダウンロード。
http://www.rousette.org.uk/projects/downloads/index
C:\usr\InstantRails\rails_apps\tracks-1.043 に展開。
手順3 Tracks設定ファイルの作成
C:\usr\InstantRails\rails_apps\tracks-1.043\configのフォルダを開く。
database.yml.tmplをコピーしてdatabase.ymlを作成。
environment.rb.tmplをコピーしてenvironment.rbを作成。ファイルを開いて"change-me"を適当な文字列に変更。
手順4 Tracks用データベースの作成
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行。
cd C:\usr\InstantRails\mysql\bin
mysql -uroot -p
(パスワードを聞かれるが設定していなければそのままEnter)
mysql> create database tracks;
mysql> create database tracks_development;
mysql> create database tracks_test;
mysql> grant all on tracks.* to rails@localhost;
mysql> grant all on tracks_development.* to rails@localhost;
mysql> grant all on tracks_test.* to rails@localhost;
mysql> exit
手順5 Tracks用テーブルの作成
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行。
cd C:\usr\InstantRails\rails_apps\tracks-1.043
C:\usr\InstantRails\ruby\bin\rake migrate
手順6 Tracks起動
Instant Railsの「I」ボタンクリック
Rails Applications → Manage Rails Applications..
tracks-1.043にチェックを入れる
「Start with Mongrel」を押す
手順7 ユーザ登録
http://localhost:3000/signup にアクセスしてユーザ名とパスワードを設定
手順8 ログイン
以降は、http://localhost:3000/ にアクセスすればログイン画面が出る
これでとりあえず操作できるようにはなりました。本格的に使うにはたぶんセキュリティ関係の設定をちゃんとしないとまずい気がします。