そんなわけで、2週間くらい前にGTDの収集プロセスを実施してみました。
レポート用紙とペンと書籍を持って近所のファミレスに行き、やるべき仕事、やりたいこと、将来の願望など頭の中の気になることすべてをひたすら書いていきます。初回は、これまでの人生で抱え込んできたもろもろのToDoの棚卸という意味もあってけっこう大変です。
「クレジットカードの入金」「本棚の整理」「時計の修理」など書き始めると後から後からやりたいことが出てきて、この作業はいったいいつになったら終わるのか少し不安になります。とりあえず3時間くらいかけるつもりで来ているので、そのくらいには終わって欲しいなあと思いつつ続けます。
少し困ったのがスポーツ関係。「スノボが上手くなりたい」と書いたら「スノボもそうだけどサッカーとか草野球とかテニスとかも上手いとかっこいいな」と思いはじめ、そうなるとバスケもバトミントンも卓球もスキューバもマラソンもラグビーもスキーもスケートもカーリングも……、と際限なくスポーツの種類が思い浮かんできます。これはさすがにきりがないと思って判断基準を設けることにしました。
「10年後の自分がそれをやっている姿を想像できるか?」という基準で考えて、それなりに身近なもの、願望の強いものだけを残しました。ここで漏れても後でやっぱり追加したくなったらそのとき入れればいいですし。
1時間くらいで思いつくものがなくなってきます。でも考えればまだまだあるはずなので「仕事を成し遂げる技術」の5章にある引き金リスト(Trigger List)を見ながらさらに続けます。引き金リストは自分用に追加変更して持ち歩けるようにするといいかもしれません。
さて、次に悩んだのが願望関係です。頭の中のすべてを書き記そうとすると「ブロンドの美女とモナコでバカンスを過ごしたい」だとか「人懐こくて血のつながらない妹が欲しい」とかそういう内容までたくさん出てきます。非常に困ります。この問題に関してはデビッド・アレンは何も教えてくれません。
今思うと、ここでの判断基準はこうすべきです。「その項目を毎週見ることでモチベーションが上がるなら書け」
GTDで特筆すべきことがあります。
通常、ToDoリストの項目はそのひとつひとつが自分の気を重くさせますが、GTDの「いつか/もしかしたら」リストに書かれた長期的な願望は見るたびにワクワクする、ということです。ためしに「フェラーリを買う」と書いて「いつか/もしかしたら」リストに入れてみてください。それが「靴をみがく」とか「電球を買う」といった項目とまったく同じようにリストに並んで、同じように管理されている様子を見ていると、夢に向かって一歩ずつ進んでいるような気持ちになって本当にうれしくなってきます。
それに取捨選択は後のプロセスで行うので、ここでは迷うくらいならとりあえず書いておくべきでしょう。
そういったわけで「わけありの人妻と秘密を共有したい」と書いたところで、コーヒーのおかわりいかがですかとウエイトレスに声をかけられました。
さて、そんなことをしながら2時間くらい経ったら、もうさすがに何も出なくなりました。
ずっと集中していたので頭は考え続けようとするし、これらの項目をカレンダーやNextActionに振り分けられるまでは管理下にあるとは言えないような気がして、早く次に進みたくなり、まだ水のように澄んだ心とはいきませんが、とりあえずすっきりしたことは確かです。
結局、レポート用紙に書かれた項目は人妻の件を除外しても223個ありました。
2006年06月07日
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